<結論>一般企業すごく良かった。でも自分にはトータルで看護師のほうが合っていた。
・看護師以外の仕事に興味がある!
・一般企業で働きたいけど…実際働けるの?
・病院で働くこととどんな違いがあるの?
・メリットとデメリットを知りたい!
このページにたどり着いた方々にはこんな疑問があるのではないでしょうか。
以下のことが解決できる記事を用意しました。
・実際に看護師が一般企業で働いた体験談がわかる
・看護資格以外の社員との違いがわかる
・病院で働くのとの違いがわかる
・一般企業で働くメリット、デメリットがわかる
①転職まで
・転職した理由
私は総合病院の救命ICUで5年働いておりました。
職場環境はICUにしては大当たりで人間関係も悪くなかったです。
(もちろんお局はいましたがトータルの人間関係は良かったです笑)
自分の先輩看護師が先にCRAとして転職しており良いうわさを聞いていたのと、何年も病棟にいると勉強をしなくなってくるのでちょうど環境を変えようと思っていました。
・転職活動
転職にはマイナビ、JACリクルートメントなど一般企業にも強い転職サイトに手伝ってもらい、たまたま国内最大手の会社が求人を出していたので飛びつきました。
職場には2ヵ月に退職報告したので退職はスムーズでした。
・CRA(臨床開発モニター)とは
新薬の有効性や安全性を確かめる治験の円滑な進行をサポートする仕事。
開発中の薬を実際の患者に投薬する治験の場で、主に症例データの収集や進捗状況の管理を担います。
・転職時の感情
看護師以外の仕事で未知の領域だったのでドキドキでした。
周りは有名な大学出身の人ばかりだったので、多少ついていけるか心配もありましたが期待のほうが大きかったです。
・退職方法
2か月くらい前に師長に伝え、割とスムーズに円満退職で終わりました。
もしかしたら有給は全ては消化できていなかったかもしれません。
②転職して良かった点
・人間関係が良好
これにはだいぶ驚きました。
ピリピリするムードは皆無で、皆談笑などもありながらカタカタとオフィスでデスクワークをしています。結構な率でお菓子を食べながら仕事をしておりました。
私も引き出しのひとつはお菓子専門の引き出しでした。笑
・土日休みで夜勤、サービス残業がない
土日休み。良いです。
最初は「5日勤か~」と思っていたのを覚えていますがすぐに慣れます。笑
むしろ一般のみんなと同じリズムで土日休めるのは最高でした。
特に夜勤が無くなったのは革命でした。私は元々夜勤がわりと得意で病棟では積極的に夜勤をしておりましたが、一般企業に転職し一気に身体の調子が良くなりました。アタマが冴えて胃腸の調子が良くなりました。
やっぱり夜勤は気が付かないうちに身体に負担になっていたのだと思います。人間は昼行性ですね。
もう夜勤は本当にできないです。戻れません。
・フレックス、有給消化、残業代支払いなどの制度がホワイト
最近多くの企業が取り入れているのがフレックス制度です。
フレックス制度を簡単に説明すると日々の出勤、退勤時間や働く長さを労働者が自由に決められる制度です。
これすごいです。例えば!
・お酒飲みすぎたな、、、明日の朝2時間遅らせて出勤しよ。
・朝6時に出社して早めに帰って銭湯行こ。
・昼過ぎ眠いから福利厚生の無料マッサージに1時間だけ行こうかな。
なーんてことができていました。
つまり有給消化は1時間単位で取れます。
また、残業があれば分単位で残業代がでます。
・今までにないスキルが身につく
病院で働いていたら身につかなかった(まず知らなかった)であろう知識がけっこう身に付きます。
ざっと大きいのを挙げると下記です。
・ビジネスマナー
言葉遣い、名刺交換、服装、来客対応、仕事の進め方、営業、プレゼンテーションなどなど
・メールスキル
ビジネスメールの構成、ワードボキャブラリ、アポイントメントのとり方などなど
・PCスキル
ワード、エクセル、パワポ、画像編集、ブラインドタッチなどなど
この中でも特に言葉遣いやプレゼンテーションスキル、営業スキルは今の職場でもかなり役に立っており、自分自身の市場価値を大幅に上げてくれた実感があります。
・デスクワーク、在宅ワークがある
実は私はデスクワーク、在宅ワークはあまり好きではありません。笑
体感的に在宅ワークが好きな人が多いのでこちらに書きました。
私が好きではない理由は
・デスクワーク
→イスでじっとパソコンいじっているのつらい
・在宅ワーク
→プライベート空間に仕事を持ち込みたくない。それ以前に家では集中できない。
・出張がある
出張嫌いな人も多いですが、個人的にはけっこう好きでした。
色々な場所のおいしいもの食べられるし、マイル貯まるし、泊まったりできるし。
まあ、後々だんだんとめんどくさくはなってきます。笑
③転職して悪かった点
・看護技術を使わない
私が転職した先は医薬品関係だったので医療知識は使ったのですが、採血などの看護技術は一切使用しませんでした。
なので一般企業にいた3年間は看護師の資格や技術を使わなかったので腕が落ちたりはしたと思います。
今は看護師として訪問看護をしておりますが3年間のブランクは思っていたよりも問題なかったです。
身体は覚えているものですね。笑
・エクセル表管理などの事務作業が多い
個人的にはこれがけっこうキツかったです。
まず、今までデスクワークをしてきていないので肩こり腰痛が一気にきました。ですがこれは1ヵ月ほどで慣れました。
中々慣れなかったのは事務作業です。
契約書などの文書作成はまだ良いのですが、エクセルを使用した表管理は単純で細かい作業の連続で自分の性に合わないのかしんどかったです。
・基本5連勤になる
基本的に月~金の5連勤。
夜勤ありのシフト制で多くて3連日勤だったので最初はしんどく感じました。
しかし2ヵ月も経つ頃には慣れます。むしろ、夜勤なし土日なしの素晴らしさにどんどんハマっていきます。
・在宅ワークがある
在宅ワークのイメージは「通勤時間ゼロでゆっくり仕事ができる」でした。
実際にその通りで、同僚は在宅ワーク最高!と言っている人も少なくなかったです。
これに関しては私の性格が合っていなかっただけだと思います。
私は自宅では全く集中できませんでした。掃除をしてしまったり、漫画を広げてみてしまったりしてしまうのです。
結果、カフェで仕事したりあえて会社に出勤することがほとんどでした。周りの社員ともコミュニケーションを取りづらかったので、私にとって在宅ワークはかなり最悪でした。
・出張がある
出張に関しては、私はけっこう好きなタイプだったのですがしんどいという同僚も多かったので挙げておきます。
出張嫌いの同僚が言っていた理由は下記です。
・移動時間が長い
・外食となり結局費用がかさむ
・荷物が多くなり移動がしんどい
・慣れない土地で心が休まらない
・記録量が増え、他の仕事へ割く時間が減る
結論・まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は看護師が看護技術を使わない一般企業で働いてみた体験談をまとめてみました。
結果として私は「訪問看護をやりたい」、「事務作業や在宅ワークなどが自分に合っていない」という理由があったので看護業界に戻ってきましたが、合う人には大変良い選択肢だと思ってます。
福利厚生や休みの取りやすさなどだけで考えると断然一般企業のほうが良いです。
結局はなにを最優先事項にするかだとは思いますが、一般企業という選択肢はぜひ考えてみてほしいと思ってます。