この記事にたどり着いた人はこんなことを考えているのではないでしょうか。
・訪問看護の実際を知りたい!
・やりがい、メリットデメリットは?
・人間関係、お金、休み、必要スキルはなんなの?
上記の疑問を解決できる記事を書いてみました!
結論から言うと「訪問看護は場所を選べば高給で夜勤がなく、人間関係も良くて楽しいのでけっこうおすすめ!」です。
それではさっそくいってみましょう。
訪問看護とは
自宅で療養する人を対象に看護師等が訪問しケアをおこなうサービスです。
内容としては体調チェック、医療処置、清潔ケアなどがあります。
特徴としては幅広い年齢・幅広い疾患、または家族などを看ることになります。
やりがい
訪問看護でやりがいを感じることは多いです。
ざっと下記になります。
・長く深く関わることが多いため利用者さんと家族のようになる
・一人に対し時間をとっているため丁寧にケアできる
・ご本人、家族に感謝される
・緊急時など、うまく一人で対応できたとき
人間関係
人間関係はどうなのでしょう。
これは正直場所によって大きく変わります。ですが病院のように閉鎖的な空間ではなく、個々で在宅に訪問することや、リハビリ職等で男性比も多いことから人間関係が良いことが多い印象です。
私のステーションでは男性のほうが多く、平均年齢も若いこともあるからか、大変仲良しです。
また、人間関係が多少悪かったとしても業務の大半は利用者さん宅か移動になるのでそこまで気にならないことも多いです。
お金
お金は場所によってピンキリです。
が、夜勤が無いにしてもけっこう給料が高い職場が多い印象です。
私の今の職場はインセンティブ制なので、多めの人は月総支給50万。少なめの人でも月総支給40万くらいもらえます。
ただ、インセンティブ制は訪問件数の少ないステーションだとあまりもらえなかったりするので情報収集と見極めが必要です。
例えば、件数少な目でゆったり働きたい人は逆にインセンティブ制でないほうが良い場合があります。
休み
基本的に土日休みです!が、オンコール当番が月に何回かあることが多いです。
自分の担当利用者さんの訪問を調整すれば有給もとりやすいです。
私は先日平日5日有給をとり、土日を含んで9日連休をとることができました。
良いところ(メリット)
訪問看護のメリットは下記です。
夜勤がない
なんだかんだ夜勤がないことは大事です。
私は夜勤が得意でしたが、夜勤が無くなってから大幅に体調が良くなりました(頭が冴えて下痢便秘も無くなりました)
もう夜勤のある仕事へは絶対戻れません笑
高収入の職場がある
ネットで出てくる訪問看護の知識だと平均年収は低かったのであまり期待していなかったのですが、高収入の訪問看護もけっこうあります。
わたしはちょっと忙しめに働いて手取り40万、ゆるく働いて手取り30万くらいの職場です。
社員でバリバリ働いている人は手取り50万いってます笑
一人の利用者さんと長く関われる
一人の患者さんと長く関わるのは病院勤務では中々できないことです。
短い期間の関わりでは得られない利用者さんの本質なども見えてくることもあるのでやりがいにも直結します。
営業などの看護師以外のスキルが身につく
訪問看護は一般企業なので病院勤務だと経験できないビジネススキルも身に付きます。
一般的なビジネスマナーも経験するので、「けっこう一般的なこと知らなかった。。。」ということもかなりあります。
営業や文書作成、、、個人的にはけっこう楽しいですよ!笑
残業のない職場が多い
私の訪問看護はインセンティブ制なので、自分で仕事量を選べます。
定時で帰りたい場合は予定を詰め込まなければ余裕で帰ることができます。
比較的有給がとりやすい
訪問は「毎週〇曜日は〇〇さん」と決まっているので、有給をとる場合は利用者さんと日付を調整するか他のスタッフにお願いする必要がありますが、そこをクリアすれば全然有給は取れます。
一か月前は平日5連休+土日土日で9連休を取得しヨーロッパにいきました。
幅広い知識が身につく
訪問看護は年齢や疾患が決まっていないので全年齢、全疾患が対象となり幅広い知識が身につきます。
悪いところ(デメリット)
オンコール当番がある
これが一番のデメリットかもしれません。
夜勤よりは楽なのですが、、、いつ電話が鳴るかわからないのと寝ている深夜に呼ばれたりすることもあるのでけっこうストレスです。
ただ、鳴る頻度は利用者さんの人数と比例するのでその訪問看護ステーションの規模などにも左右されます。
緊急時なども一人で対応することが多い
基本的に訪問は一人です。
ですので訪問してみたら倒れていた。という状況にあうこともたまにあります。
ただ、会社用スマホを持ち歩いているので社員や上司に指示を仰ぐことも医師に連絡することも可能なのでご安心ください。
家族への対応も多い
病院勤務でもそうですが、在宅は特に家族との関わりが深いです。
ケアはすぐ終わるが妻の話を延々と聞かされる、、、というのもざらにあるので、話の切り上げスキルも必要な場合があります。笑
ただ、その分トータルで深く関わるので看護のやりがいにつながったりもします。
介護業務も多い
身寄りがなく動けないかたや家族が日中働いている、認知症夫婦で生活が成り立たないなどの場合は食事配膳や片付けなど看護以外の作業もあります。
夏は暑く冬は寒い
病院ですと室内勤務なので天候の影響は受けづらいですが、訪問看護は車や自転車で移動をします。
冬はまだ良いのですが、、、特に夏はけっこうきついです!
車のクーラーはありますが軽自動車なので効きづらく、移動距離が短い場合は全然涼しくなりません笑
そしてお風呂介助もあったりするのでサウナ状態です。
多くの看護師は保冷剤やミニ扇風機、着替えなどを駆使して乗り切っています。
向いている人向いていない人
訪問看護に向いている人は主体的・臨機応変に動けたり、コミュニケーションが得意で体力に自信がある人などでしょうか。
反対に訪問看護に向いていない人は高度な医療処置をするのが好きで指示によって動くのが得意な人です。
必要スキル
訪問看護に必要なスキルは下記です。
観察力
在宅看護は心電図モニターやレントゲンなどが無い環境なので特に観察力、アセスメントが重要になってきます。
基本的な知識技術
在宅看護でも膀胱留置カテーテルの交換や点滴、麻薬管理などもおこなうので基本的な看護の知識と技術が必要になります。
コミュニケーション
利用者さん家族をはじめ、ケアマネージャー・医師・ソーシャルワーカー・ヘルパーなど多職種と最前線でかかわるためコミュニケーション能力が病院以上に必要となります。
保険制度の知識
病院では使わない介護保険の知識や訪問看護の制度があるため覚えていく必要があります。
中々難しい内容もありますが、みんな一気には覚えられないため仕事をやりながら徐々に知識を身に着けていきます。
(おまけ)訪問看護あるある
道に迷う
初めて行く家は道に迷いやすいです。
今はGoogleマップなどが発達しているため、かなり迷いにくくはなっておりますがたまにマップが違う場所に案内をしてくるのです。
マップが合っていたとしても車を停める場所が全然無かったりもするので、特に初回の訪問は余裕をもって行くようにしてます。
休憩場所を決めている
少し経つと曜日ごとの移動ルートが大体決まってきます。特にキレイなトイレのコンビニ、夏場の日陰駐車場、おいしいランチなどがスタッフごとにあることが多いです。
初回訪問は緊張する
初回の訪問は本人家族のキャラが分からず、利用者さんに関しても見逃しが無いよう身体とサービスを全体的にみなければならないので責任も重大で緊張します。
行ってみたら車を停める場所が無くて遅刻したなんでことはザラにあるので特に時間に余裕を持つことが大事です。
まとめ
訪問看護は場所を選べば高給で夜勤がなく、人間関係も良いことが多くて楽しいのでけっこうおすすめです!
場所によって給料・勤務形態・人間関係などにバラつきがあるので口コミ、転職エージェントなども活用しながら慎重に情報収集をしたほうが良いです。