この記事にたどり着いたかたはこんな悩みがあるのではないでしょうか
・どうやって退職希望を師長へ伝えたら良いかわからない!
・師長から退職引き止めにあって困っている!
・スムーズに円満退職したい!
上記悩みを解決できる記事を書きました。
主な退職理由
まずはざっと看護師の主な退職理由の一覧です
・出産、育児
・結婚
・他施設への興味
・人間関係の悪い
・残業の多い
・給与が低い
やはり女性が多いという特徴から上位に出産、育児、結婚が並んでおります。
過酷な現場状況からもっと条件の良い職場に移りたいと考える人も多いです。
師長に退職を伝える際の注意点
すぐに退職の話を切り出さず、時間をつくってもらう
「ご相談があるのですが…」と個室で時間をつくってもらい相談しましょう。廊下で立ち話ではNGです。
勤務表がすでに作成済みの月に辞めるのを避ける
勤務表が作成済みの月に辞めるとシフトの調整がかなり大変になります。円満退職を目指すためにも可能な限り迷惑のかからないように予定を考えましょう。
上司に話す前に他のスタッフには話さない
上司からすると自分が知らないのに退職の話が聞こえるのは気分が良いものではありません。また、噂に尾ひれがつく場合も考えられるので安易に他のスタッフに話すのはやめましょう。
感情的にならない
例えば話す内容によっては泣いてしまうこともあるかもしれません。ですがなるべく感情的になって話さないようには心がけましょう。
感情的になることで伝えなければならないことが伝わらない例も多いです。
師長に退職を伝える時の注意点
ポジティブな退職理由を心がける
本音であったとしても「人間関係に嫌気がさしました」「休みが取れず給料も低いので」などのネガティブな理由を伝えるのは避けるべきです。
円満退職への道が遠ざかりますし、何より人間関係や休みなどは「改善の余地」があります。
例えば「〇〇さんと被らないようにシフトつくるよ」や「休んで大丈夫だよいつ休む?」と言われると問題が解決してしまうので退職ができなくなります。
では、どのような退職理由を伝えるのが良いのでしょう。次の項で解説していきます。
退職理由のおすすめ内容、スムーズに話が進まない可能性のある内容
スムーズに話が進みやすい退職理由は下記です。
・親の介護で
・夫の転勤で
・この病院では獲得できない知識や資格を得るため
・ドクターストップで
これらの理由は病院側ではどうすることもできないことなのでスムーズに話が進む場合が多いです。
ただし、心療内科などの診断をもらう場合はローンや保険の加入にも影響することがあるので退職のためだけに診断書をもらうのはよく考えてからのほうが良さそうです。
スムーズに話が進まない可能性のある退職理由
・結婚を期に
・育児のため
これらはやや注意が必要です。なぜなら結婚や育児をしていても働いている人が多いのです。
「育児に時間が必要なら時短勤務やパートはどう?」などと解決案を出されてしまいます。
退職理由に嘘をついてもいいのか
結論から言うとありです。ただしリスクもあります。
まずは法律的に嘘の理由で退職したとしても問題はありません。
ですが、バレると同じ病院に戻れなくなる。新しい職場に口コミでバレるなどのリスクがあります。
特に注意点としてはバレない嘘を、みんなに統一して言うことです。
親の介護と言うなら介護度や疾患、使っているサービスの設定などもしておく必要があります。また、仲の良いスタッフにも同じ理由を伝えなければすぐにバレてしまいます。
例文、テンプレート
それではここで何個か例文・テンプレートをご紹介します。
例文①
この病棟で勤めていくうちに褥瘡専門看護師の資格を取得したいと強く思うようになりました。〇年の経験を積んだいま、〇〇病院へ転職し褥瘡患者に向き合い専門性を身につけスキルアップしたいと考えております。4月から新しい職場でのスタートを希望しているので3月いっぱいで退職させていただきたく存じます。よろしくお願いいたします。
例文②
私はこれまでこの病棟で充実して勤務することができました。そのうち私の趣味であるエステを仕事としておこないたいと思うようになりました。美容クリニックは働く年齢も重視されることもあり、今チャレンジしたいと思っております。大変残念ではありますが、〇月末で退職をさせていただきたいです。退職までの業務は必ず責任をもって精一杯おこなっていきます。
例文③
母がガンになってしまいました。父は持病もあり母の介護が難しい状況であるため、今は退職して母と父のサポートをおこないたいと考えています。ですので実家の〇〇県に帰る予定です。
ご迷惑をおかけしますが、2か月後の〇月〇日を最終出勤日として退職したいと考えております。よろしくお願いいたします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
きちんと対策をして臨めば確実に退職はできるようになっています。
看護師長さんはスタッフを辞めさせないことも仕事であるためしっかりと対策をし、確実に退職をしていきましょう!